Xperia m root関係
Xperia mのrootを取って何かをする方法
arcは色々と限界だったので、docomoからIIJmioに回線を切り替えるタイミングでXperia mに替えました
日本未発売なので、個人輸入…ではなく、Expansysで代行購入です
価格はうろ覚えですが、1.5万円ほどだったはず…
ミドルレンジなのでメモリは少ないですが、arcで使ってたLink2SDがあればOK
…と最初は思ってたんです。。。
ナニがアレするので詳しく書かないつもりだったのですが、やはり備忘録は残しておこうかな、と
届いてまずはsimなしでwifiのみ接続し、常用アプリのダウンロードと設定関係
海外版だけあって、デフォルトでシャッター音なしが選べます
これならrootを取る必要も無い、と思っていたんですが…
※ただ単に煩いのが嫌いなだけで、盗撮の趣味は無いのであしからず
IIJmioのsimを刺した途端、シャッター音が復活!
google先生に聞いてみたところ、国内事業者のsimを刺すと勝手に国内仕様と判断するようです
全く余計なお世話で(何
そこでさくっとrootを取ることに
容量の問題もありますから、一石二鳥というものですね
※注意
良く分からない人はやらないでください
最悪の場合、大切なスマフォが動作しなくなるかもしれません
1.rootを取る
この辺を参考にしました
【必要ツール】
tr.apk
Superuser.apk
remountrebootfix.zip
※上記サイトを参照
Dlしたapkファイルを両方ともXperia mの外部メモリに転送する
ESファイルエクスプローラーで外部メモリのフォルダを開き、tr.apkをインストールする
インストールされたTowel Root appを実行し、「make it ra1n」をタップ
自動的に再起動する
ESファイルエクスプローラーで外部メモリのフォルダを開き、Superuser.apkをインストールする
USBデバッグをオンにしてからXperia mをパソコンに接続する
remountrebootfix.zipを解凍し、「install.bat」を実行する
「Super SU (Option 1)」を選択し、Enterを押す
再起動したら完了
2.シャッター音消去
※別にやましい目的ではなく、日記に載せる写真を撮るのに一々注目されたくないだけです
【必要アプリ】
ESファイルエクスプローラー
※google playからダウンロードできます
1)端末のsystem/media/audio/cameraフォルダを開く
2)各フォルダ内のm4aファイルをリネーム(先頭に"_"を付与)する
※セルフタイマー関係は除外
3.メモリが少ないので、システム以外のアプリはSDカードにリンク
Xperia arcで使用していたLink2SDを使用し、SDカードにリンク…したらエラーの嵐(何
よく調べてみると、Android4.0以降ではアプリをSDカードに移せないとか…
気付くのが遅かったorz
知ってれば他の端末にしたかも
あきらめてこの状態でしばらく使っていましたが、水上高原に行くとホテルでもゲレンデでも圏外になります
docomoのエリアマップでも水上高原は全域がプラスエリアなので、当たり前ですが
それ以外にも、むすめの運動会などで一箇所に多数の携帯が集中すると、アンテナは立っていても繋がりません
これはちょっと使い難いかも…
Xperia mのプラスエリア化はネット上でも成功例はありません
しかし某掲示板にm2で成功したと言う人が複数いました
キモはNV1877(使用バンド)を追加するだけでなく、NV946(優先バンド)も設定するようです
ということで、プラスエリア化に挑戦です
4.プラスエリア化
※Xperia mのプラスエリア化は成功例が無く、この方法も未検証です
この辺を参考にしました
備忘録を兼ねて作業手順を全て書いておきます
【必要アプリ】
Qualcomm QPST 2.7 build 402
HTC Diag Drivers
mztool 1.2.1a
同上用ライブラリ wxmsw293u_gcc_custom.dll
※上記サイトを参照
端末エミュレータ
※google playからダウンロードできます
NV-items_reader_writer
1)パソコン側の準備
QPSTをインストールする
HTC Diag Driversを解凍し、Win x86\htcdiag.infがあることを確認する
mztoolを解凍し、同フォルダにwxmsw293u_gcc_custom.dllを入れてお
2)Xperia mに端末エミュレータをインストールする
端末エミュレータを起動し、以下のコマンドを実行する
su
setprop persist.usb.eng 1
3)USBデバッグをオンにし、パソコンに接続する
4)デバイスマネージャの不明な機器に無理やりドライバーをあてる
候補が4つ出るので、プロパティのハードウェアIDを確認する
某掲示板の情報では「MI_04」の機器らしいが、存在しないため適当に実行してみる
「MI_00」の値をコピーし、htcdiag.infの下記位置に上書きする
※一度目はMI_01で実行したが、後の手順で接続できなかった
[Models]
%OEMDevice02% = OEMPort02, USB\VID_0FCE&PID_5146&MI_04
MI01のドライバーインストールから上記ファイルをあてる
COMポート番号(私の環境ではCOM3)を覚えておく
5)QPSTコンフィグを実行し、Qualcommトランシーバに接続する
スタートメニューのQPSTから「QPST Configuration」を実行する
『Add New Port』を押す
『Show Serial and USB/QC Diagnostic ports only』チェックを外す
先ほどのポート番号を選択して『OK』を押す
Phoneに「SURF8960(0)」などのように表示されればOK
6)QPST RF NV Managerで使用バンドのデータを読み出す
※QPST Configプログラムを起動したまま、次の手順を実行する
QPSTがインストールされたフォルダの「RF_NV_Manager.exe」を実行する
「Setting」メニューでCOMポートを指定する
「File」メニューで「Read From Phone」を実行する
#1877を選択し、値(私の環境では_)をコピー、、、できないので、見ながらmztoolに入力する
7)mztoolで解析する
事前に「Input Radix」を「Decimal」に設定し、1877の値を入力する
「NV VALUE」タブに切り替え、WCDMAの「[27]VI - Japan 800」をチェックする
「Decimal」の値が変化するので、その値をQPST RF NV Managerに入力する
また「NV_BAND_PREF_16_31_1(#946)の値(私の環境では_)も調べておく
8)QPST RF NV Managerで使用バンドを書き換える
#1877の設定値テキストボックスに7)の「Decimal」の値を入力する
「Write NV」を押す
「File」メニューの「Write Changed NV Items to Phone」を実行する
QPST RF NV Managerを終了し、QPST Configプログラムも終了する
9)NV-items_reader_writerで優先バンド(?)を確認、書き換える
Xperia mで端末エミュレータを起動し、以下のコマンドを実行する
su
setprop sys.usb.config diag,adb
NV-items_reader_writerを実行する
COMポートを適宜選択し、「000000」の隣のチェックを2つともオンにする
上部の「Conect」と「Read」を続けて押す
Range(Dec): を両方とも「00946」にし、隣の「Read」を押す
txtファイルで出力されるので、名前を"00946"として保存
txtファイルを開き、データ行を7)の#946の値に合わせて変更する
00 E8 0C 00 00 00 00…
NV-items_reader_writerの「Write」を押す
txtファイルを聞かれるので、さきほど修正した"00946"を選択
書き込みが終わったら、「Mode」選択し、「Reset」を押す
10)端末を再起動する
9)の手順で再起動されるはずがされなかったので、手動で再起動
端末エミュレータは「exit」コマンドで抜けられる
m2ではこれでOKらしいので、しばらく様子を見てみます
プラスエリアの水上高原を再訪したところ、あっけなく圏外にorz
再考してみます
まずは基本のおさらい
初期状態では、
#1877:使用バンドの設定
(GSMは省略)
[22] I - Europe Japan China IMT 2100
[23] II - US PCS 1900
[25] IV - US 1700
[26] V - US 850
[49] VIII- Europe Japan 900
Xperia mは初期状態で優先バンド全ビットONですが、これは地域設定がされていないためでした
ダイヤルアプリから*#*#4636#*#*と入力し、携帯電話情報→メニュー→無線バンド選択から「Japan band」をタッチ
これにより、#441が全ビットオフ、#946が「0000 0840」、#2954が「1000 0000」つまりバンド1、6、19が有効になります
しかし#1877との重なりがバンド1しかないため、標準ではこのバンドしか有効にならないことになります
私の場合は前回までの設定でバンド1と6が有効になっています
さらにwikiでdocomoが使用しているバンドを調べてみると、必須バンドは
#1877
[22] I - Europe Japan China IMT 2100
[27] VI - Japan 800
[50] IX - Japan 1700
[60] Reserved for BC10-1700 =バンドXIX
となります
今までの設定では[50][60]が抜けているので追加しました
#441、#946、#2954:優先バンドの設定
上記バンドのみ設定すると、
#441=0000 0000…全ビットOFF
#946=0000 0840…22、27ビットをON
#2954=1004 0000…50、60ビットをON
となります
今度はどうかなぁと思いつつ、しばらく水上高原には行かなそうな気配です
ただ非常に電波状況の悪い自宅では、
枕元に放置…改造前:アンテナ0〜1本 → 改造後:アンテナ3〜4本 と一見効果があるようですが…
実際に通信が始まると、即効でアンテナ0〜1本に落ちてしまいます
実はソフト的にプラスエリア化は成功しているけど、ハード的に未対応周波数なのでフィルターに阻まれてゲインが落ちているとかかなぁ。。。
さらに考察
バンド6、19はバンド5に内包される為、機種によってはバンド5を有効にしておく必要があるという記事を見かけました
ということで、必須バンドは以下のような感じになります
#1877
[22] I - Europe Japan China IMT 2100
[26] V - US 850
[27] VI - Japan 800
[50] IX - Japan 1700
[60] Reserved for BC10-1700 =バンドXIX
#441=0000 0000…全ビットOFF
#946=0000 0C40…22、26、27ビットをON
#2954=1004 0000…50、60ビットをON
結果は…特に変わらない気がします。。。
さらにさらに
NVの中でバンド別にゲインも調整できるような記事を見かけました
#1814のNV_WCDMA_800_VGA_GAIN_OFFSET_Iの値が低い(-51とか)場合、-40して-93くらいに上げると良いようです
早速QPST RF NV Managerで初期値を確認すると、初めから-91でした
それでも念のため-40した値、-131を入れてみました
結果、普通に感度が悪くなった感じ(自宅内で圏外箇所が増える)なので戻し
残念ながら、プラスエリア化は失敗のようです
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